新年度こう変わる 止まらない値上げラッシュ、年金額は増えるけれど
山下裕志 松本真弥 石山英明 村井隼人
物価高が止まらない。新年度が始まる4月も食料品や宅配運賃など生活に欠かせないモノやサービスの値上げが相次ぐ。一方、年金額は物価高に追いつかず、家計の厳しさは増しそうだ。働き方や賃金にかかわる制度なども変更される。
食品値上げの波はとどまるどころか、勢いを増している。帝国データバンクが31日に発表した調査によると、4月に予定されるのは5106品目で、前年同月の4倍超にのぼる。年初からの累計では1万5千品目に迫り、前年より3カ月早く1万品目の大台を突破する。
目立つのが、生乳や卵など特定の原料価格の上昇を受けた値上げだ。明治と森永乳業、雪印メグミルクはバターやヨーグルト、チーズなどの価格をそろって引き上げる。
希望小売価格では、明治は「北海道バター」を54円高い497円、森永乳業は「森永アロエヨーグルト」(118グラム)を11円高い159円、雪印メグミルクは「6Pチーズ」を56円高い472円にする。
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