自民党は30日、AI(人工知能)に関する政策の司令塔機能を定めることなどを盛り込んだ提言案をまとめた。対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」の活用が急速に広がる中で、行政での活用や産業育成など「AI新時代に即した新たな国家戦略」の策定を政府に呼びかける。
検討チームの座長を務める平将明衆院議員は、この日の会合でAI開発停止を求めるイーロン・マスク氏らの動きに触れ、「我々にはチャンス。世界がひるんでいる間に、しっかりと政策をまとめ実装していく」と話した。
提言案では、行政でのAI活用として国会答弁の下書きや議事録の作成などを挙げ、自治体での導入を支援する専門チームを政府内に設けることも提起した。
研究開発体制の拡充について…