知的障害ある13歳、一時保護先で死亡 9日前に入浴中にやけど

中川壮
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 愛媛県は30日、2021年12月に一時保護をした重度の知的障害がある児童(当時13)が、一時保護先の民間施設で死亡したと発表した。児童は死亡する9日前、施設の職員が目を離した際、浴室で両足にやけどを負ったという。死亡とやけどとの因果関係は不明としている。

 児童相談所の機能を担う県福祉総合支援センターによると、一時保護は21年12月17日に開始。同月22日夜、児童が入浴中、施設の職員が浴室から約7分間離れた際、両足のひざ上から指先まで2度のやけどを負った。普段は43度にしている温水の設定温度を60度にしたまま戻していなかったという。児童は同月31日朝、高熱を出し、病院に搬送されたが死亡した。死因は敗血症としている。

 センターは、施設職員が児童から目を離したことについて「不適切」だったとした。(中川壮)

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