診察室で患者にわいせつ行為 70歳の精神科医を諭旨免職 熊本

大貫聡子
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 熊本県は31日、患者に診察室でわいせつ行為をしたなどとして、県立こころの医療センター(熊本市南区)に勤務する男性医師(70)を同日付で諭旨免職処分としたと発表した。

 県病院局によると、精神科医の男性は担当していた女性患者に対し、2019年6月、診察室でわいせつな発言などをしたほか、22年8月には診察室でわいせつな行為を行った。

 女性が昨年12月、知事に直接意見を送る「直行便」で被害を訴え、発覚した。男性は県の調査に事実を認め「申し開きのできないことをしてしまった」と話しているという。

 県は、事案については処分としてもっとも重い懲戒免職相当と判断した上ですみやかに対応するため諭旨免職としたが、退職手当は支払わないという。(大貫聡子)

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