ロシアの戦術核配備めぐり 国連安保理で非難の応酬 「米国こそ…」

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ニューヨーク=遠田寛生
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 国連安全保障理事会は3月31日、ロシアのプーチン大統領が配備方針を明らかにした隣国ベラルーシへの戦術核をめぐり、緊急会合を開いた。予想された通り、米国とロシアを中心に非難の応酬となった。

 口火を切ったのはアルバニアだった。ホジャ国連大使が「(ロシアは)国連憲章を尊重せず、国際法に従うのは自国の目的に沿った場合のみであることを示している」と批判した。

 米国のウッド国連代理大使は「プーチン大統領は、危険で不安定な行動をエスカレートさせている。ベラルーシに核兵器を配備すると脅すことで、彼は再び、国連憲章を含む国際法を軽視していることを世界に知らしめた」と非難し、「ロシアはプーチン大統領の利益のためなら、いつでも『約束』を破ることをいとわないようだ」とも付け加えた。

 「約束」というのは、プーチ…

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