(1日、エンゼルス13―1アスレチックス)
大リーグのデビュー戦で、先発した藤浪晋太郎(アスレチックス)は苦しんでいた。
三回だ。先頭打者に四球を与え、そこから3連打を浴びて2失点。再び四球で無死満塁とし、この日、大谷翔平(エンゼルス)と2回目の対戦を迎えた。
「ファウルが取れたら」と投じた渾身(こんしん)の2球目。159キロを、フェアゾーンにはじき返された。バットを合わせられただけだったが、逆方向に打球はぐんぐん伸びていった。左翼フェンス直撃の適時打を許してしまった。
2人は同学年。初対戦は高校時代にさかのぼる。
2012年の選抜大会では大…

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