第6回桃源郷で再現される「郵政選挙」 元刺客の知事が仕掛ける激戦の行方
吉沢龍彦 斎藤孝則 室矢英樹
自民党が、かつては公認で当選した現職を公認せず、対立候補をぶつける。18年前の衆院選で、時の小泉純一郎政権が仕掛けた「郵政選挙」とよく似た構図で山梨県議選が争われている。9日の投開票に向け、その構図に乗って積極的に動いているのは、郵政選挙で小泉政権から擁立され、かつて「刺客」と呼ばれていた長崎幸太郎知事だ。(吉沢龍彦、斎藤孝則、室矢英樹)
桃の一大産地、山梨県の甲府盆地では、県議選告示(3月31日)に合わせるかのように桃の花が一斉に開いた。
なかでも東部の峡東地区は、一帯の桃畑がピンク色に染まり、「桃源郷」とも言われるほどの美しい眺めが楽しめる。
ピンク色の桃の花が咲き乱れる甲府盆地で、自民系の勢力が分裂。山梨市選挙区(定数2)には4人が立候補し、激しい選挙戦を展開しています。
その幻想的な光景を背に、山…
【10/25まで】すべての有料記事が読み放題!秋トクキャンペーン実施中!詳しくはこちら

統一地方選挙・衆参補選2023年
ニュースや連載、候補者など選挙情報を多角的にお伝えします。[もっと見る]