サウジ外交、脱「米国依存」の兆し イランに続きシリアとも改善模索

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エルサレム=高久潤
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 ともに中東の地域大国であるサウジアラビアとイランの外相が6日、北京で会談した。米国が安全保障の軸足をアジアに移し、中東への関与を弱めるなか、長年対立してきたサウジとイランの「和解」にあわせて、中東各地に緊張緩和の兆しが出ている。

 伝統的に親米国家のサウジは、敵対していた中東の国々との関係改善を独自に模索している。安全保障などを米国に完全に依存しないための外交とみられる。中国の仲介でイランと外交関係正常化に合意した3月以降は、10年以上断交していたシリアのアサド政権との対立解消へ向けて本格的に動いていると報じられた。

 ロイター通信は、サウジが議…

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