「連絡船うどん」持ち帰りで懐かしんで 宇高連絡船の廃止から35年

福家司
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 【香川】高松と宇野(岡山県)を結んでいた宇高連絡船の廃止から35年を記念して、四国キヨスク(高松市)は4月8日、船上で提供されていたうどんにちなむ持ち帰り用の「連絡船うどん」を発売した。

 連絡船のデッキにはうどん売店があり、乗船客は瀬戸内海を眺め、潮風に吹かれながらうどんを味わっていた。廃止後の2001年に「連絡船うどん店」が高松駅構内に出店したが、21年に閉店している。

 外箱には、瀬戸大橋線開通まで運航された讃岐丸など4隻の写真や当時のグリーン券を印刷し、宇高連絡船の歴史も紹介。連絡船にちなむカード(5種類)が1枚封入されている。うどんは石丸製麺(高松市)が製造した2人前。当時の連絡船のうどんを再現した麺ではない。

 四国キヨスクの担当者は「連絡船を知る世代には思い出を振り返って懐かしんでもらい、若い世代には昔連絡船があったことを知ってもらいたい」という。

 価格は税込み650円。四国の各駅にあるセブン―イレブンKiosk、キヨスク銘品館計24店のほか、通販サイトの「四国キヨスクECサイト」でも販売。ECサイトでは、カード全種類がそろう5箱セット(税込み3250円)も販売する。(福家司)

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