ディズニーランド40周年へ 「3年もたない」を振り払った取り組み
東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)は15日、開業40周年を迎える。「夢と魔法の王国」として国内随一のテーマパークとなったTDLで、開業から変わらないのが、安全への取り組みとおもてなしの心だ。社員たちは時代の変化にあわせ、受け継ぎ、未来へとつなげていく。
ほかにはないホスピタリティー
1983年4月15日。TDLを運営するオリエンタルランドで、開業前からずっと働いてきた常住直之さん(64)は、その日を鮮明におぼえている。
小雨が降るなか、メインエントランスのゲート前では開園を約3千人の来園者が待ち構えていた。常住さんは、目玉の一つだったアトラクション「カリブの海賊」の施設責任者を務めていた。
開業直後はトラブルの連続だった。設備の安全管理は厳しく、わずかにはねた水にもセンサーが反応して停止した。作動した理由が分からず、スタッフが水につかりながらボートを岸まで押して客を避難させたことが1日に3回も起きた日もあった。
「当初はみな素人。毎日新たな課題が見つかり、試行錯誤の繰り返しだった」
周囲に懐疑的な目もあったし、常住さんにも不安はあった。当時の日本は、世界観を大事にする「テーマパーク」に、なじみがなかったからだ。業界内からは「3年はもたないのではないか」との声も聞かれていたという。
一度来たら飽きられるのでは…
- 【視点】
3月に久しぶりに東京ディズニーランドへ行きましたが、パレードも含めて何度行ってもワクワクさせてくれる非日常感や、パーク内のキャストの皆さんのプロ意識はさすがでした。また、2022年から始まった有料ファストパス「プレミアアクセス」は1回200
- 【視点】
ディズニーランド開業から4月15日で、40周年を迎えました。開業前から変わらず、仕事に関わっている貴重な人材に取材しています。今後の○○周年のときには、もう定年退職を迎える時期にくるので、こうした人を取材できる最後のチャンスだったのだと思い