少年院でも本に出会う機会を JBBYがお薦めのブックリストを作成
田中瞳子
日本国際児童図書評議会(JBBY)は、生きづらさを抱える子供たちが本と出会うきっかけを提供するブックリスト「あしたの本だな」を作った。JBBYのウェブサイトでPDFを無料公開しており、自由に活用できる。
リストは、少年院や少年鑑別所の職員から要望を受けて作成した。二つに分かれていて、「1」では本に出会うチャンスのなかった子供や若い人向けに、絵本や写真集を中心とした67タイトル、「2」では読み物を中心とした108タイトルを紹介。本の内容やジャンル、難易度(読みやすさ)を提示している。冊子版と、総ルビ付きのカード版がある。
2月22日にはオンラインのトークイベントがあり、リスト作成に携わった関係者らが思いを語った。
言葉の力、持つために
刑務所や少年院で取材を続け…
- 【提案】
詩集で紹介されているのは、『のはらうたⅠ』と『いま中学生とよみたい101の詩』。 『のはらうた』の世界では魚や虫たち、草花、月や川までもが名前をもち、人間のように語っている。この詩集が、心のなかにある想像力をはばたかせる方法を教えてく
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