ハウステンボス園内周遊のクルーズ船から男性が落下 意識不明の重体

土居貴輝
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 12日午後9時5分ごろ、長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボスから、「園内の運河を航行中の船から人が落下した」と、消防を通じて110番通報があった。落下したのは男性で、県警が当時の状況を調べている。

 ハウステンボスによると、事故が起きたのは、園内の運河を約10分かけてゆっくり周遊する「カナルクルーザー」の船内。船は全長14・6メートル、全幅4メートル。定員が51人で、来園者は無料で乗ることができる。落下事故を受けて13日、カナルクルーザーを運休とした。

 県警早岐署によると、男性が航行中の船から落下したのは12日午後8時50分ごろ。市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体という。署が身元を確認している。

 ハウステンボスによると、乗船時に救命胴衣を着用する運用になっておらず、船の航行中は着席して立ち上がらないよう決められているという。

 署やハウステンボスによると、当時、落下した男性を含めて乗客7人、乗員1人の計8人が乗っていたという。(土居貴輝)

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