静養の天皇ご一家、生まれた子牛に命名、愛馬慰霊やタケノコ掘りも
多田晃子
栃木県の御料牧場の牛舎。天皇、皇后両陛下と長女愛子さまは、生まれた直後の雌の子牛が自力で立ち上がるまでの様子を間近で見守った。子牛が誕生する直前、虹が出ていたことにちなみ、愛子さまはこの子牛に「レインボー」と命名した――。
天皇ご一家が5~10日、御料牧場で静養した際の一場面だ。両陛下からの話をもとに側近が14日、滞在中の様子を明らかにした。
誕生した子牛と対面、野菜も収穫
側近によると、ご一家は滞在中毎日、牧場内の各施設を巡り、動物とのふれ合いや野菜の収穫を楽しんだ。約30頭の馬がいる厩舎(きゅうしゃ)ではニンジンを与えたり、3~4月に生まれた子馬2頭やその母馬と触れ合ったり。牛舎では搾乳の様子を見学し、今年生まれた3頭の子牛にミルクを与えたという。
滞在中、雌の子牛が生まれる出来事があり、生まれた直後の子牛と触れ合う場面も。愛子さまが命名し、ご一家は子牛に初めて乳を与える様子も見守ったという。
愛馬の墓所で慰霊も
ご一家は、牧場内で死亡した動物の慰霊碑にも足を運び、供花をした。
さらに愛子さまが幼少期から…