「アンスティチュ」やはり覚えにくい? 仏文化機関が元の漢字名称に

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小川裕介
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 フランス政府公式の文化機関「アンスティチュ・フランセ」の全国6カ所の施設が、4月から漢字表記に変わった。「アンスティチュ・フランセ東京」は「東京日仏学院」に。大阪と京都の施設は「関西日仏学館」、福岡の施設も「九州日仏学館」と、それぞれ設立当初の名称に戻った。

 この文化機関は、フランス政府公式の語学講座や文化発信の拠点で、本部は東京・西麻布の在日フランス大使館にある。館長らは、フランス政府から派遣されている。

 2012年9月、仏大使館文化部と全国各地にある文化機関が統合され、「アンスティチュ・フランセ日本」が誕生した。各施設の名称は「アンスティチュ・フランセ東京」など地名を加える表記に統一。それまで各施設で実施していた文化イベントなども連携して開催するようになった。

 「アンスティチュ」は、学院や研究所といった意味がある。ただ、フランス語のカタカナ表記は日本人には発音しづらく、「言いにくい」「覚えにくい」などの声が利用者らから上がっていたという。

フランス大使館員が決断

 今回の名称の変更について…

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