「チメク」知ってる? 英国辞書に掲載の韓流食文化、イベント開催へ
中野晃
「チメク」を知っていますか? 韓国で日常使われているチキンとメクチュ(ビール)を組み合わせた造語で、韓流ブームにのって世界に広まっている。ドラマや映画にも頻繁に登場する隣国の食文化の名を掲げた、国内初のイベントも29~30日に大阪府で開かれる。
「3年ぶりに帰ってきたチメク」。韓国のプロ野球でコロナ禍による球場での入場や飲食の制限がなくなったことを報じる昨年4月の韓国紙、朝鮮日報(電子版)の記事の見出しだ。
韓国観光公社大阪支社の許準行(ホジュネン)次長は「チメクは韓国全土に浸透している文化。特にスポーツ観戦の時は真っ先に頭に浮かびます」と話す。
甘辛い薬味入りのソースをたっぷり塗ったヤンニョムチキンなど、韓流チキンをほおばりながらビールを楽しむ。
そんな食文化を一気に広めたのは2002年にあった日韓共催のサッカーワールドカップという。「赤い悪魔(プルグンアンマ)」と呼ばれた韓国代表の4強入りにあわせ、「チメク」という言葉も定着したとされる。
チメクの広がりは海を越えた。
伝統を誇る英国のオックスフ…
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