サウジ外相がアサド大統領と会談 シリア危機の「政治的解決」協議か
イスタンブール=高野裕介
サウジアラビアのファイサル外相は18日、内戦が続くシリアの首都ダマスカスを訪問し、同国のアサド大統領と会談した。地域大国サウジの外相がシリアを訪れるのは内戦の勃発後初めてとみられる。12日には両国の外相がサウジで会談したばかりで、関係修復のさらなる加速を印象づけた。
サウジ国営通信は両者の会談について、「シリアの統一、安全保障、安定、アラブのアイデンティティー、領土の一体性を保持するために、シリアの危機の政治的な解決への努力が話し合われた」とした。
一方、シリアの国営通信によると、アサド氏は「シリアの人々を支え、全土を解放し、情勢を安定させ、シリア内戦によってもたらされたものに打ち勝つために、アラブの同胞の役割が非常に重要だ」と述べたという。
サウジの狙いは?
シリアでは2011年3月…
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