路線バスで隣席の女性にわいせつ容疑 「手相見てあげる」と話しかけ

比嘉展玖
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 走行中の路線バスの車内で隣に座った女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁は、中国国籍で自称水墨画講師の男(59)=東京都清瀬市=を強制わいせつの疑いで逮捕し、19日発表した。同庁は、男が「手相を見てあげる」「『血行の目』を見る」などと言って女性の手を触り、触る範囲を広げるなど行為をエスカレートさせたとみている。

 武蔵野署によると、男は3月14日午前9時半~同10時過ぎ、乗車していたバス車内で、隣に座っていた面識のない女性の胸を触るなどわいせつな行為をした疑いがある。西東京市内のバス停に並んでいた女性と一緒にバスに乗り込んでいたという。調べに対し「やっていません」と容疑を否認している。

 男は途中で降り、終点の三鷹駅前で下車した女性が交番に駆けつけて被害が発覚した。女性は通勤途中で、調べに「(事件当時は)恐怖で声を出せなかった」と話しているという。

 署は、車内のカメラや周辺の防犯カメラなどから男を特定したとしている。同様の被害相談が他にも寄せられており、関連を調べている。(比嘉展玖)

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