刺し身の万引き容疑、警部補を書類送検 「金払うのが惜しくなった」

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 スーパーで万引きをしたとして、埼玉県警は19日、春日部署地域課の50代の男性警部補を窃盗容疑でさいたま地検に書類送検し、減給100分の10(3カ月)の懲戒処分とした。警部補は同日付で依願退職した。県警への取材でわかった。

 県警によると、警部補は3日夕、川越市内のスーパーで刺し身などの食料品3点(販売価格計約4700円)を万引きした疑いがある。商品をかばんに入れている様子を店員に見つかった。声をかけられた直後に店を立ち去り、店員に追跡されている最中に、近くにいた警察官に取り押さえられたという。警部補は動機について「お金を払うのが惜しくなった」といった説明をしたという。

 県警は警部補が取り調べに素直に応じ、事実関係を認めたため逮捕せず、経緯などを調べていた。当時、警部補は勤務中でなく、私的な来店だったという。

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