国会、コロナ前に戻る 本会議5月から「全員出席」 5類引き下げで

松山紫乃
[PR]

 衆院議院運営委員会は21日、新型コロナウイルス対策で本会議や委員会への出席議員数を制限していた対応を、5月8日からやめることを決めた。およそ3年ぶりに本格的に「全員出席」で会議を開くようにする。新型コロナの感染症法上の分類が2類から5類に変更されるためだ。

 コロナ下では密を避けるため、本会議などへの出席議員数を調整してきた。山口俊一議運委員長は21日の議運委理事会後、「全て従前通り、コロナ前に戻すということで各会派から了承いただいた」と説明した。

 本会議場の演台付近に設置されている高さ約170センチのアクリル板も撤去し、院内参観も一般参観が再開される。

 衆院議運委では2020年4月、コロナ対応で、本会議では採決時以外、各会派ごとに人数を調整して出席することを申し合わせていた。(松山紫乃)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません