自衛隊に破壊措置準備命令 北朝鮮「衛星」に備え、沖縄に迎撃部隊
田嶋慶彦
浜田靖一防衛相は22日、北朝鮮が軍事偵察衛星を完成させ、金正恩(キムジョンウン)総書記が計画した期日内の打ち上げを指示しているとされることを受けて、日本の領域内への落下に備え、自衛隊に破壊措置準備命令を出した。ミサイル迎撃のための部隊を沖縄県に展開する。
破壊措置準備命令は、沖縄県に迎撃用の地対空誘導弾「PAC3」の部隊を展開する▽迎撃ミサイルを搭載するイージス艦を展開する▽沖縄県内で落下物などがあった場合に被害を最小化するための部隊を展開する――などの内容。命令実施に必要な詳細は、統合幕僚長に指示させるとしている。北朝鮮の人工衛星打ち上げと称した事実上の弾道ミサイル発射に対して破壊措置準備命令を出したのは、2012年3月と同年12月の計2回ある。
防衛省によると、過去の人工…
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