公明・山口代表が反省「厳しく自らに問いかけ」 統一選で12人落選
野平悠一
公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、統一地方選で擁立した候補が過去最悪の12人落選となったことについて、「私自身の力の及ばなかったことを厳しく自分自身に問いかけなければならない」と語った。
公明は計1555人を擁立。前半戦で2人、後半戦で10人が落選した。12人落選は1998年に現在の公明になってからは過去最悪。山口氏は、日本維新の会の伸長を理由にあげ「あおりを受けて全体の順位も下がり、惜しくも届かなかった候補も出てしまった。こうしたことをしっかりと読み切った上で、戦略戦術を立てていく必要がある」と語った。
公明は統一選を国政選挙並みに重視。「全員当選」を目標に掲げて党幹部らが連日各選挙区に応援に入っただけに、「かなりの衝撃だ」(党関係者)と危機感が広がっている。
全員当選は07年統一選を最後に遠ざかっているが、落選者は11年2人、15年4人、19年2人にとどまっていた。(野平悠一)

統一地方選挙・衆参補選2023年
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