核のごみ文献調査巡る請願 対馬市商工会、120人に意見聴き結論へ

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小川裕介
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 原発から出る高レベル放射性廃棄物核のごみ)の最終処分場の候補地選定を巡り、長崎県対馬市商工会は24日、理事会を開き、第1段階となる「文献調査」の応募検討を求める請願を市議会に出すかどうかの結論を持ち越した。会員から「広く意見を聞くべきだ」との声を受け、市内各地区にいる総代120人にアンケートし、結果を踏まえて5月19日の臨時理事会で結論を出すという。

 理事会は対馬市商工会中部支所(同市豊玉町)で開かれ、非公開だった。山本博己会長によると、当初はこの日の理事会で決める方針だったが、会員らの意見を踏まえて結論を先送りした。

 総代へのアンケートは市議会への請願提出について「同意する」「同意しない」「わからない」の3択で尋ねるという。各地区にいる総代は会員の互選で決まる。5月の臨時理事会で了承されれば、6月の市議会定例会に請願を出して採択をめざすという。

 対馬市では、過去にも最終処…

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