缶のスーパードライ、酒税改正で10月値下げ 第3のビールは値上げ
山下裕志
今年10月の酒税改正をふまえ、アサヒビールは25日、減税となる缶ビール「スーパードライ」や「アサヒ生ビール(マルエフ)」の出荷価格を引き下げると発表した。10月1日出荷分から。一方、増税となる第3のビール「アサヒ ザ・リッチ」は値上げし、酒税が変わらない「スタイルフリー」など発泡酒については原材料価格やエネルギー費が増えた分を反映させて高くする。
秋の酒税改正の対応を示したのは、ビール大手4社で初めて。アサヒは昨年10月、14年7カ月ぶりに缶ビールを値上げしていた。
アサヒは今回、出荷価格の改定幅は公表していない。缶ビールは「減税をできる限り忠実に反映させる」(広報)とし、コンビニで販売されている350ミリリットル缶だと、税込み230円前後から減税分の6・65円ほど下がる計算になる。
ふたを開けると自然と泡立つ「生ジョッキ缶」については、特殊な容器を使うために製造費用がかさみ、減税後も店頭価格は据え置かれる見通しだという。
ビールは飲食店向けの瓶やた…
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