【数字から見る将棋名人戦】81は特別? 命運握る5? 最長の9?
渡辺明名人(39)の4連覇なるか、藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ六冠=が史上最年少名人の40年ぶりの更新と、七冠を達成するのか。注目の第81期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)が行われています。でも将棋の世界には独特のルールがありそうで、取っつきにくいと感じることはありませんか。名人戦にまつわる「?」を、数字を切り口にご紹介します。
特別な数字「81」
名人戦七番勝負は今期で第81期を迎えた。
将棋界において「81」は盤のマス目の総数(9×9)であることから特別な数字とされる。
77歳の喜寿、88歳の米寿のほかに、81歳を半寿ともいうが、将棋界では「盤寿」。長寿を意味する「万寿」をヒントに、加藤治郎名誉九段(1910~96年)が遺(のこ)した造語と伝えられている。
戦前の大名人である木村義雄…
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