ロシア、反逆罪に終身刑導入へ 国際刑事裁判所への協力は禁錮・罰金
ロシア上院は26日、反逆罪に対する刑罰に最高で終身刑を導入し、国際刑事裁判所(ICC)など、ロシアが非加盟の国際機関の執行などに協力した場合、禁錮刑や罰金を科す刑法の改正案を可決した。インタファクス通信が伝えた。プーチン大統領の署名で成立する。
法案によると、現在、禁錮12~20年と50万ルーブル(約80万円)以下の罰金となる反逆罪に対する刑罰は、最高刑が終身刑に引き上げられる。
さらには国を不安定化させるテロ行為の最高刑を15年から20年に引き上げたほか、国際的なテロ行為は現状の禁錮10年~終身刑という下限を12年からに引き上げた。
一方、ロシアが非加盟の国際機関の執行を支援した場合、30万~100万ルーブルの罰金か、5年以下の禁錮が科せられる。
ICCは3月、ウクライナから子どもを連れ去った疑いで、プーチン氏らに逮捕状を発行した。法改正は、ロシア国内でICCを支持する声を封じ込める狙いがあるとみられる。
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