停戦2日目、衝突減か 戦闘再開恐れて避難急ぐ住民 数万人が隣国に
テヘラン=佐藤達弥 ワシントン=下司佳代子
国軍と準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)との戦闘が続くスーダンで26日、米国の仲介による72時間の停戦が2日目を終えた。軍事衝突の回数は減っているとみられ、停戦終了後の戦闘再開を恐れる住民が避難を急いでいる。国連によると、すでに数万人が周辺国に逃れたという。
AP通信が報じた住民の話などによると、首都ハルツームでは、銃声や爆発音が依然として聞こえている。ただ、戦闘が起きている地点は国軍司令部や基地の周辺などに限られているようだという。ハルツームから大勢の住民が脱出している。国連によると、隣国の中央アフリカやチャド、エジプトなどに到着しつつあるという。
住民たちは、各国の自国民退避が完了して外国人がいなくなった後に国軍とRSFがさらに戦いをエスカレートさせる事態を恐れている。現在は、多くの国が退避作戦の最終段階にあるとみられる。
英BBCによると、25日に…
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