ソニー初の売上高10兆円超え PS5が復調、音楽事業も絶好調

有料記事

伊沢健司
[PR]

 ソニーグループは、品薄だったプレイステーション(PS)5の販売が回復し、好決算となった。売上高は同社として初めて10兆円を突破。営業利益は2年連続で1兆円を超えた。

 同社が28日発表した2023年3月期決算(国際会計基準)は、売上高が前年比16・3%増の11兆5398億円、本業のもうけを示す営業利益が同0・5%増の1兆2082億円となり、いずれも過去最高だった。PS5などを扱うエンターテインメント事業が業績を押し上げた。最終的なもうけの純利益が同6・2%増の9371億円だった。

 全体の3割超を占めるゲーム事業の売上高は、同33・0%増の3兆6446億円。PS5の販売台数が昨年度より6割強増えて1910万台に伸びたことが支えとなった。営業利益は同27・7%減の2500億円だった。ゲーム会社の買収やソフト開発といった投資が膨らんだ。

 PS5の販売増は、コロナ禍…

この記事は有料記事です。残り426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません