ゴーン元会長の逃亡手助け、一転無罪に トルコの民間航空会社幹部ら

イスタンブール=高野裕介
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 日産自動車カルロス・ゴーン元会長が2019年、日本から中東レバノンへ逃亡したのを手助けしたとして、一審で有罪判決を受けたトルコの民間航空会社の元幹部らが、上級審で審理を差し戻され、無罪を言い渡されていたことがわかった。担当弁護士が明らかにした。

 ゴーン氏は、日本で保釈中だった19年12月、関西空港からトルコ経由でレバノンに逃亡したとされる。逃亡に使われたジェット機を手配したのはトルコの民間航空会社だった。

 その後、同社元幹部とパイロット2人はトルコでゴーン氏を密航させた罪に問われた。21年2月、イスタンブールの裁判所が禁錮4年2カ月の有罪判決を言い渡した。

 弁護士によると、その後の上訴審の決定で審理が差し戻され、4月下旬に無罪になったという。

 ゴーン氏は、会社法違反(特別背任)などの罪で日本で起訴されているが、今も国外に逃れたままで裁判が開かれる見通しはない。

 日本では今月10日、保釈中の被告の逃亡を防ぐため、全地球測位システム(GPS)端末を装着できるようにする制度の新設を盛り込んだ、改正刑事訴訟法などが参院本会議で可決、成立した。導入のきっかけが、ゴーン氏の逃亡だった。(イスタンブール=高野裕介)

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