北朝鮮、「軍事偵察衛星は発射後に黄海に墜落」 打ち上げ失敗か

シンガポール=稲田清英
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 北朝鮮朝鮮中央通信は31日、同日午前6時27分に北西部・平安北道(ピョンアンブクト)の「西海衛星発射場」から軍事偵察衛星をロケットに搭載して発射したが、1段目を分離した後にエンジンの異常によって推進力を喪失し、黄海に墜落したと報じた。北朝鮮が予告していた衛星の打ち上げは失敗したとみられる。

 同国国家宇宙開発局の報道官は、「ロケットに導入した新型エンジンの信頼性と安定性が落ち、使用された燃料の特性が不安定」だったことに事故の原因がある、などと主張している。同局が原因究明などを行ったうえで、「できるだけ早い期間内」に2回目の打ち上げを行うとの方針も明らかにした。

 北朝鮮は5月31日午前0時から6月11日午前0時までの間に、「人工衛星」を黄海、東シナ海フィリピン北部ルソン島の東方に打ち上げると日本側に通告していた。30日には軍事偵察衛星の打ち上げの目的について、米国などの軍事行動を「リアルタイムで追跡、監視、判別し、軍事的な準備態勢を強化するために不可欠」だと強調していた。(シンガポール=稲田清英)

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