親子3人で3年越しのヘアドネーション きっかけは長男のひとこと

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有元愛美子
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 さいたま市大宮区の親子3人が髪をのばし、病気の治療などで悩む人に提供する「ヘアドネーション」に挑戦し、3年かけて実現した。小学5年の大沢寛太さん(10)、姉で高校1年のひと美さん(16)、母親の和香子さん(45)。寄付した髪は、大阪市のNPO法人を通じて医療用ウィッグ(かつら)になり、未成年の子どもの元にわたる予定だ。

 きっかけは、人気ゲームのキャラクターに憧れていた寛太さんの一言だった。

「髪を腰までのばしたい」

 和香子さんは驚き、学校で嫌…

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    辻外記子
    (朝日新聞編集委員=医療、健康)
    2023年6月3日17時0分 投稿
    【視点】

    以前取材した、脳腫瘍を患っていた女の子を思い出しました。抗がん剤治療で髪が抜けた彼女に、フラダンスの仲間が髪を切ってヘアドネーションをし、ウイッグを作り、それをかぶって彼女はステージに立った。そんなエピソードを記事にさせてもらいました。ウ

    …続きを読む