関経連副会長に塩野義の沢田氏、4年ぶり女性 副会長増やし16人に
諏訪和仁
関西経済連合会は、13人いる副会長に、塩野義製薬の沢田拓子(たくこ)副会長(68)とオリックスの井上亮(まこと)社長(70)、東洋紡の楢原誠慈会長(66)の3人を新たに加える人事を決めた。女性が副会長に就くのは、2019年まで務めたアート引越センターの寺田千代乃名誉会長(76)以来、2人目で、4年ぶり。
5月29日に大阪市内で総会と理事会を開き、人事を決めた。関経連の松本正義会長(78)は沢田副会長の起用について「女性の意見を十分に入れることが必須で、これからも女性の登用を意識的にしていく」と話した。
沢田氏は京都大農学部卒で、1977年塩野義製薬に入った。開発部門が長く、経営戦略本部長などを経て、2022年から副会長。岸田文雄政権の「新しい資本主義実現会議」の有識者メンバーで、関経連の主張をベースに発言している。
関経連での女性の副会長は…
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