トヨタ、海外顧客の氏名・住所など漏洩か 国内はさらに26万人分も
江口英佑
トヨタ自動車は5月31日、日本を除くアジア、オセアニア地域の顧客の住所、氏名、電話番号などの情報が漏洩(ろうえい)した可能性があると発表した。対象となる個人情報の件数は調査中で、現時点で悪用されるなどの被害は確認されていないという。
漏洩した可能性があるのは、海外の販売店で扱っている顧客データ。データを管理しているクラウドシステムの設定を誤り、顧客の住所、氏名、電話番号や車両のナンバーなどが、2016年10月から23年5月までインターネットを通じて外部から見られる状態だったという。
また、国内で車向けの情報通信サービスを契約した顧客のデータについては、5月12日に約215万人分の漏洩の可能性を公表していたが、新たに約26万人分を追加した。クラウドの設定の誤りでカーナビの識別番号と更新用地図データなどが、外部から見られる状態になっていた。利用者個人が特定されることはないとしている。(江口英佑)
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