黙秘の教諭、殺人罪で起訴 玄関から侵入か 特別支援学級の親の嘆き

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増山祐史 遠藤美波 長妻昭明 田中紳顕 宮脇稜平
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 東京都江戸川区の住宅で住人の男性を殺害したとして、東京地検は31日、同区立中学校教諭の尾本幸祐容疑者(36)=東京都江東区=を殺人と住居侵入罪で起訴し、発表した。捜査関係者によると、逮捕直後は容疑を否認し、その後は黙秘しているという。

 起訴状などによると、尾本容疑者は2月24日午後6時半ごろ、江戸川区一之江7丁目の戸建て住宅内に侵入し、契約社員の山岸正文さん(当時63)の顔や首などを刃物のような物で複数回切りつけ、殺害したとされる。無施錠だった玄関から侵入したという。

 捜査関係者によると、現場から血の付いたマスクが見つかり、警視庁は尾本容疑者のものと矛盾しないと判断した。尾本容疑者は5月10日に逮捕されたが、その前の任意聴取に、事件以前に山岸さんに頼まれて家に入り、その際に「家の中で顔をぶつけて鼻血を出した」と話したという。(増山祐史、遠藤美波、長妻昭明)

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