「女性多数議会」が東京・杉並区で始動 統一地方選で全国3市区のみ
笠原真
女性議員が男性議員より多くなった東京都杉並区議会で5月31日、4月の区議選後では初の定例会が開会した。同日からの一般質問も質問者の過半数が女性。区政に変化は生まれるのか、注目の議会が始まった。
区議会事務局によると、4月の選挙を経て「男性32、女性15、欠員1」から「女性24、男性23、性別非公表1」という構成になった。全国で統一地方選として実施された4月の区市議選で、女性の当選者数が男性を上回ったのは、ほかに兵庫県宝塚市と千葉県白井市だけだった。
杉並区の場合、女性議員24人は30~79歳。初当選は12人で、カフェ店主、保育士、元客室乗務員などだ。また、女性議員のうち11人は、昨年6月に初当選した岸本聡子区長と政策協定を結び、区議選で支援を受けた。
杉並区議会は、岸本聡子区長に対する賛成・反対の勢力図も変わりました。定例会開会に先立つ議長選で異変も起きました。記事後半で紹介しています。
31日の一般質問で、最初に…
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