「愛之助さ~ん!」19歳の掛け声響く 初夏の風物詩が4年ぶり復活
太田悠斗
雨は降らないで――。歌舞伎ファンたちのそんな思いが通じたかのような好天の下、約3万人が福岡・博多川沿岸を埋め尽くした。
6月から博多座(福岡市)で始まる公演を前に、俳優らを船でお披露目する「船乗り込み」を一目見るためだ。
初夏の風物詩だが、新型コロナの影響で中止を余儀なくされており、31日に4年ぶりに実施された。
片岡愛之助さんら14人が六つの船にわかれ、30分ほどかけて約800メートルをゆっくりと下った。
目の前を通りすぎるひいきの…