部活の合宿費約35万円紛失 ロッカーから盗難か 大阪・岸和田高
丘文奈
大阪府岸和田市の府立岸和田高校で、部活動の合宿費として保管されていた現金34万7千円がなくなっていたことがわかった。同校は盗まれた可能性があるとして、警察に被害届を提出。生徒には謝罪し、保護者にも説明会を開いた。
同校によると、紛失したのは男子バレーボール部とバドミントン部の合同春合宿の費用の一部。各部の顧問が3月上旬までに生徒64人から合計160万円を集め、封筒や缶に入れて物理準備室内の鍵付きロッカーで保管していたという。
5月16日、顧問の1人が合宿費を支払うためにロッカーを確認すると、現金の一部がないことに気づいた。物理準備室には日中、教員6人と事務員1人が常駐。ロッカーは共有で、答案用紙などの保管にも使われており、鍵はロッカーの上にあるレターケース内に入れていたという。
植木信博校長は「現金が長期間ロッカーで保管されることを校内で情報共有し、対策をとるべきだった。生徒との信頼関係を損ねるようなことになり、申し訳ない」とコメントしている。(丘文奈)