「ハヤカワ新書」6月創刊 編集長は30歳「未知を切りひらく」

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田中ゑれ奈
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 早川書房が6月、「ハヤカワ新書」を創刊する。2010年を最後に「ハヤカワ新書juice」の刊行が終了して以来となる新書レーベルだ。

 第1弾のラインアップは、越前敏弥「名作ミステリで学ぶ英文読解」、土屋健「古生物出現! 空想トラベルガイド」、藤井直敬「現実とは? 脳と意識とテクノロジーの未来」など5点。ミステリーやSFを得意とし、刊行書籍の7~8割を翻訳書が占める早川書房のカラーを生かしつつ、日本の著者の書き下ろしを中心に展開していくという。

 03年の養老孟司著「バカの壁」の大ヒットをきっかけとした新書ブームも今は昔。出版科学研究所の資料によると、22年の新書新刊の推定発行部数は1925万冊で、03年と比べると半分以下に減っている。

 厳しい時代ではあるが、「『…

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