横浜市は1日、市営地下鉄グリーンラインの駅に勤務する男性の助役（59）を懲戒免職とし、発表した。

　交通局によると、助役は2018年8月～22年6月までに計14回、出勤で勤務する駅まで地下鉄を利用した際に改札から出ないで駅の事務室などに入り、機器を操作してICカードの乗車記録を取り消し、運賃4418円の支払いを免れた。助役は事実を認めているという。

　昨年9月、事務室に置き忘れられたICカードがあり、職員が中身を確認したところ、乗車記録の取り消しが多く記録されていることを確認。今年2月に不正乗車以外の助役に関する相談が職員からあり、同時にICカードの記録についても報告があったため調査していたという。