大阪らしい「ようかん」開発 万博へ、菓子メーカーと高校などタッグ
菓子メーカー7社と大阪緑涼高校(大阪府藤井寺市)などが、大阪らしさを表現したようかんを開発した。2025年大阪・関西万博を見据え、大阪土産の新定番として観光客らにPRしたい考えだ。
商品名は「大阪ええYOKAN パビリオン」で、22種類。大阪感を大切にする、食感に特徴を出す、3センチ角のキューブ型などの統一ルールを踏まえ、和菓子店などが独自に開発した。
万博のパビリオン(展示館)のように、それぞれの発想を大切にした。半数ほどの商品に、レモンなど大阪産の食材を使っているという。お好み焼きに使う紅ショウガを取り入れたり、金箔(きんぱく)などを使って豊臣秀吉の茶室を表現したりした商品もある。
企画した和菓子店「高山堂」の竹本洋平社長は「ようかんが大阪文化を知るきっかけにもなれば」と話す。京都の「八つ橋」、広島の「もみじ饅頭(まんじゅう)」のような知名度が高い大阪土産が万博までにできればと考え、昨春以降に同業者らに声をかけたという。調理製菓科がある大阪緑涼高校も開発に加わった。
今月3~9日、大丸梅田店(大阪市北区)地下1階の販売スペース「お菓子なパレード」で売り出す。1個324~2160円(税込み)。反響などをみながら、商品の改良や今後の販売場所を考える。(箱谷真司)
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