中国の秦剛(チンカン)国務委員兼外相は5、6日にパキスタンを訪問し、アフガニスタンを統治するイスラム主義勢力タリバン暫定政権の外相と3者で協議する。中国はアフガニスタン情勢への関与を強めている。米国主導の国際秩序への対抗軸の構築につなげようという狙いもみえる。
「アフガニスタン情勢で3カ国の共通認識を拡大し、地域の平和と安定、発展と繁栄のために協力していくことを期待している」
中国外務省は4日に発表した声明で、3者協議の狙いをこう説明した。
中国はタリバン政権を正式な政府として承認はしていないが、王毅(ワンイー)前国務委員兼外相が昨年3月にアフガニスタンを訪問するなど良好な関係を維持してきた。
今年4月には中国外務省が「…
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