「ゴーッと地鳴り」悲鳴も…にぎわうGWの観光地、震度6強に動揺

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本山秀樹 東郷隆 寺田実穂子
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 震度6強の揺れがあった石川県珠洲市。ゴールデンウィーク(GW)中とあって、多くの人でにぎわっていた各地の道の駅にも動揺が広がった。

 珠洲市清水町にある「道の駅 すず塩田村」の駅長の神谷健司さんは「ゴーッと地鳴りがして、揺れるまでが早かった」と振り返る。揚げ浜式塩づくりの体験ができることで知られる観光施設。当時は敷地内に約100人ほどがいたという。

 揺れ始めた時、神谷さんはロビーにいた。立っていた客らに「低い姿勢を取って!」と呼びかけた。揺れが収まると、すぐさま屋外に誘導した。客らは動揺している様子だったという。

 その後、施設の近くで崖崩れが起きているといった情報があったが、県や市に問い合わせても事実確認ができなかった。「正確な情報があるまで駐車場や館内でご待機ください」とアナウンスを繰り返したという。「大きな被害はなかったが、これからの余震が心配だ」と話した。

「あすから人はいなくなる。きついですね」

 震源から約9キロ南西の珠洲市野々江町にある「道の駅 すずなり」は最初の地震発生時、50人を超える客でごった返していた。

 事務局長の男性は「最初、突…

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