ワグネル創設者プリゴジン氏、激戦地バフムートからの撤退を表明

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 ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は5日、SNSに投稿した動画で、激戦が続くウクライナ東部バフムートから、10日にワグネルの部隊を撤退させると明らかにした。ウクライナ侵攻でロシア軍が失態を重ねる中、ワグネルは人海戦術で形勢を立て直したとされる。近くウクライナ軍の領土奪還作戦が予想される中での撤退は、戦況を大きく左右する可能性もある。

 動画はゲラシモフ参謀総長、ショイグ国防相、軍最高司令官のプーチン大統領、ロシア国民にあてたもので、プリゴジン氏の後ろにはずらりと戦闘員が並んだ。10日は対独戦勝記念日の翌日で、占領地はロシア軍に渡すという。

 プリゴジン氏は「戦勝記念日までにバフムートを占領すべきだったが、官僚は我々に弾薬を供給せず、ワグネルは弾薬の90%が不足している」と国防省などを批判。「撤退するのは戦闘員が無駄死にするからだ」と撤退を正当化した。

「お前らが太るために死んでいく」

 また、バフムートの大半を占…

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