チャールズ国王は英国も合わせて計15カ国の国家元首だ。だが、母エリザベス前女王と異なって個人的な人気は低く、反応が冷ややかな国が多い。王室離れの動きも加速している。
英国王を元首と定めるカナダの首都オタワでは6日、戴冠(たいかん)式の祝賀行事が行われ、詩の朗読や先住民の演奏が披露された。ただ、70年前にあったエリザベス前女王の戴冠式と比べると全体的に小規模で、祝日も定められない。
背景には、カナダ国民による反発があるとみられる。アンガス・リード研究所が4月に行った世論調査では、60%がチャールズ氏を国王と認めることに「強く反対」もしくは「ある程度反対」と答えた。また、カナダで立憲君主制が続くことについても52%が反対していた。
チャールズ国王は嫌い? カナダからの強い反発のわけ
カナダと王室の関係に詳しい…