健康不安説のルカシェンコ大統領、5日連続で姿見せず ロシア有力紙
ロシア有力紙コメルサントは14日、隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領(68)について、5日連続で公に姿を現していない、と報じた。「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ氏は9日にモスクワで開かれた戦勝記念パレードに出席して以降、健康不安説がささやかれている。
ルカシェンコ氏はパレードの後に催されたプーチン大統領や他の旧ソ連圏首脳との昼食会を欠席したことなどから、体調不良が指摘されている。「重病」(ベラルーシの政治学者ボルクネツ氏)との見方もある。
コメルサントによると、ルカシェンコ氏は14日に開かれた「国旗、国章、国歌の日」の記念式典を欠席。同国のゴロフチェンコ首相が代理で祝辞を読み上げたという。
ベラルーシの独立系メディア「ナーシャ・ニーバ」は政府関係筋の話として、ルカシェンコ氏がインフルエンザに感染したとの見方が側近の間で出ていると報じている。13日にルカシェンコ氏が病院を訪れたとする一部メディアの報道もある。
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- 【視点】
独裁者が倒れる → より良識的な政権に交代する → ロシアの戦争への協力を拒否する → プーチンも戦争を諦める となればいいのだが、そう期待するのはナイーブだろう。 皮肉にも、ルカシェンコという存在は、主権国家ベラルーシにとって、最大の
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