マリオ映画、批評家が酷評したけど大ヒット 「疑似操作」の攻略感
細見卓司
世界的な人気を誇る任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」シリーズを映画化した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が世界中で大ヒットしている。日本で配給する東宝東和によると、全世界での興行収入は1600億円を突破し、日本でも公開から17日間で興行収入80億円を記録。100億円超えをうかがう勢いだ。人気の秘密を探った。
「ゲームの世界や魅力そのものを映画に落とし込むことに成功した初の作品ではないか。発明に近いと思う」。映画評論家の森直人さんは高く評価する。
森さんがその象徴として指摘するのは画面構成だ。
序盤から画面が横移動すると…