大手電力7社の電気料金について、政府が6月1日からの値上げを認めた。岸田政権は「厳格かつ丁寧な査定による審査」で値上げ幅を圧縮したとアピール。燃料費高騰にあえぐ電力各社にとっては、厳しい査定となった。
神経とがらせる政権
16日朝、首相官邸で電気料金の値上げを決める関係閣僚会議が開かれ、異論なく了承された。
その後、記者会見した西村康稔経済産業相は「前例にとらわれず極めて厳格な査定を行った」と語った。西村氏はこの日、岸田文雄首相から「わかりやすく説明をするように」と指示を受けており、最近の為替相場や燃料価格を反映させるなどして値上げ幅の圧縮につながったと訴えた。
また、原発を再稼働させてい…