グーグル、2年間未使用のアカウント削除へ なりすましなど防ぐ狙い

サンフランシスコ=五十嵐大介
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 米グーグルは2年間使われていないグーグルアカウントを今年12月から削除すると公表した。なりすましなどの不正行為を防ぐことが目的としている。

 グーグルが16日公開したブログによると、2年間使われていないグーグルアカウントは「無効」とみなされ、アカウントとデータが削除される。アカウントを「有効」に保つためには、Gメールや動画投稿サイト「ユーチューブ」などのサービスを利用する必要があるという。

 グーグルは、長期間使われていないアカウントは、古いパスワードを使い回しているケースが多く、悪用される可能性が高まるとしている。未使用のアカウントは頻繁に使われるアカウントと比べ、「2段階認証」を使っていない確率が10倍高いという。

 休眠アカウントをめぐっては、米ツイッターを所有する起業家イーロン・マスク氏も今月、数年間使われていないアカウントを削除していると明らかにした。ツイッター上では、故人のアカウントの消滅につながるなどの懸念が出ていた。(サンフランシスコ=五十嵐大介

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    藤井涼
    (UchuBiz編集長)
    2023年5月18日18時21分 投稿
    【視点】

    定期的なアカウント削除は健全なプラットフォームを保つためにも必須かと思います。なお、12月以降に削除されるGoogleアカウントは個人アカウントが対象になるため、企業や学校は影響を受けないそうです。まずは作成後に1度も使われていないアカウン

    …続きを読む