データを暗号化し身代金を要求するコンピューターウイルス「ランサムウェア」によるサイバー攻撃に関わったとして、米司法省は16日、ロシア人の男を訴追したと発表した。世界中の企業や医療機関、政府機関などがこの男や関係するグループによる攻撃を受け、身代金要求総額は4億ドル(約540億円)、支払われた額は2億ドル(約270億円)という。
この事件の捜査に絡み日本の警察庁は17日、同庁サイバー特別捜査隊などによる捜査で得た情報を米連邦捜査局(FBI)に提供したことを明らかにした。昨年4月に発足した特捜隊の捜査が容疑者の訴追に結びついた初のケースという。
司法省の発表では、男はロシア在住。「ロックビット」など3種類のランサムウェアによる攻撃に関与したとされる。
警察庁によると、東京と大阪…
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