4月の貿易赤字、4324億円 資源高一服し赤字幅は前年から半減

松山尚幹
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 財務省が18日発表した4月の貿易統計(速報)は、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支がマイナス4324億円となった。赤字は21カ月連続。資源価格の高騰が一服したことで、赤字幅は前年同月と比べて半分に縮小した。

 輸入額は前年同月比2・3%減の8兆7208億円だった。前年同月比で減少するのは27カ月ぶりだ。金額ベースで原油が25・0%減、液化天然ガスが24・8%減だった。ロシアによるウクライナ侵攻などを背景に昨春からエネルギー価格が高騰し、輸入額を押し上げ続けていたが、やや落ち着きを取り戻している。

 輸出額は8兆2884億円だった。米国向けの自動車などが増えたものの、全体の伸び率は2・6%増にとどまった。(松山尚幹)

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