アラブ連盟(21カ国・1機構)は19日、サウジアラビア西部のジッダで首脳会議を開いた。会議にはウクライナのゼレンスキー大統領が招かれ、演説で「他国(ロシア)の野望には屈しない」と述べ、自国への支持を訴えた。その後、広島での主要7カ国首脳会議(G7サミット)に参加する方向で調整している。
今回のアラブ首脳会議には、反体制派への武力弾圧を理由に連盟の参加資格を停止されていたシリアが12年ぶりに復帰し、アサド大統領が参加。アサド政権のアラブ世界への復帰を印象づける舞台となった。
ロシアのウクライナ侵攻に対して、アラブ諸国は「グローバルサウス」と呼ばれる多くの新興・途上国と同様、米欧によるロシア制裁と距離を置き、中立的な立場を取ってきた。
米国に批判されたサウジ
アラブの盟主的な立場のサウ…
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